快楽至上主義

この世界はそれでも回っている、

2030年には、「空飛ぶ車」がアメリカで実用化され流通を開始。続々と他の国でも加速度的に普及し、2031年には東京にも「空飛ぶ車」が普及する。2034年には「空飛ぶ車」の全世界シェアは90％を越えた。
なぜここまで「空飛ぶ車」が普及したのか。
いろいろな要因はあるだろうが、一番の要因はその安全性である。
「空飛ぶ車」の運転には免許は必要ない。それぐらい安全が保証されているということである。
2026年にイギリスの当時108歳のギタリストが新種のアルマジロを発見した。そのアルマジロを研究していた当時101歳の「サム・スミス博士」がそのアルマジロの驚くべき能力を学会に発表したのが、2028年。そのアルマジロは体から超音波を発することができる。そのアルマジロは視力や嗅覚がほぼないが、超音波を使い空間を把握することができる。
科学的なことは一切分からないのでそこらへんは割愛するが、要するにそのアルマジロの能力を元にサム・スミス博士らは「超音波発生装置」を開発した。