君の心臓になりたい。

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「…別に何でもないよ。ダイエット中なの！」

「えっ。はるちゃんがダイエット？それこそ槍でも降ってくるんじゃない？」

「ほんとねぇ燐ちゃん。晴香がダイエットなんてするわけないもの」

「（こいつら…！）」

私だって、ダイエットしようと思ったことくらいあるわ！！

…まあ、実行したことはないんだけど。

きゃっきゃと楽しそうに私の話題で盛り上がっている（ほぼ悪口）2人を横目で睨む。

人が大人しく聞いてれば好き放題言ってくれちゃって…！！

「2人ともうるさいっ！もう部屋に戻る！」

バンッとわざと大きな物音を立てて部屋から出ていこうとする最中、
「はるちゃんごめんって」という微塵もごめんだなんて思ってなさそうな燐ちゃんの声が聞こえたけど、イライラしていた私はそれを無視したのだった。