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「…はるちゃんは人の気も知らないで無防備すぎる」
はるちゃんに触れたところが、触れられたところが、熱い。
温かなはるちゃんの熱は、俺の酸素だ。
はるちゃんがいないと、呼吸もままならない。
本当は邪な気持ちがある癖に、ただ甘えるフリをして彼女に包み込んでもらえば、空っぽだった心は一気に満たされていく。
「はるちゃん、はるちゃん、はるちゃん」
いつもはるちゃんだけを想ってる。
俺の世界にははるちゃんだけ。
はるちゃんしか要らない。
さっきまで抱き締めて貰っていたのに、もう既にあの熱が恋しくて堪らなくて。
はるちゃんが自分に甘いことを逆手にとって、我儘を聞いてもらうことがずるいことだと分かっていても。
「…俺にははるちゃんしかいない」
だからさ、俺とはるちゃんの仲を引き裂こうとする奴らは全員邪魔なんだよ。
「…小山、ね」
ーーー2人の障害になると言うなら、早めに排除しなければ。
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