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◆ 「…はるちゃんは人の気も知らないで無防備すぎる」 はるちゃんに触れたところが、触れられたところが、熱い。 温かなはるちゃんの熱は、俺の酸素だ。 はるちゃんがいないと、呼吸もままならない。 本当は邪な気持ちがある癖に、ただ甘えるフリをして彼女に包み込んでもらえば、空っぽだった心は一気に満たされていく。 「はるちゃん、はるちゃん、はるちゃん」 いつもはるちゃんだけを想ってる。 俺の世界にははるちゃんだけ。 はるちゃんしか要らない。 さっきまで抱き締めて貰っていたのに、もう既にあの熱が恋しくて堪らなくて。 はるちゃんが自分に甘いことを逆手にとって、我儘を聞いてもらうことがずるいことだと分かっていても。 「…俺にははるちゃんしかいない」 だからさ、俺とはるちゃんの仲を引き裂こうとする奴らは全員邪魔なんだよ。 「…小山、ね」 ーーー2人の障害になると言うなら、早めに排除しなければ。
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