47人が本棚に入れています
本棚に追加
第二章./new wave
ちいさな躓きは、ごく些細で
高が知れた
微かな不安要素からしだいに、
不安定という名の蜘蛛の巣へと増幅していく
増大にしてしまう
己が、
自分が
一度、逃げるから
その壁は大きく見えて
微々たる不確定要素の塵も、積もれば
山となる────…
新しい波は、
そうして
人間たちにとっては厄介な異物として
映りこむのが
世の常なのだ────…
最初のコメントを投稿しよう!