コドク箱 1
1/7
読書設定
目次
前へ
/
14ページ
次へ
コドク箱 1
その日は、背筋が伸びるような快晴だった。 空は朝から青々とした表情を見せ、ふわりとした滑らかさのある雲はそれに程よくアクセントをつけている。 あるで子供が描いたような青空、それを
山野廻
(
やまのめぐる
)
は満足そうに見上げていた。 「表の掃除、終わったぞー」 黒いシャツの胸元をパタつかせながら、廻は店の中へと入る。 その視線の先では、彼の雇用主兼同居人の
佐山義時
(
さやまよしとき
)
が棚にあった壺を磨いていた。
/
14ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
4(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!