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エピローグ4・ラスト
悩まされている現実をどう生きていくかは映画のようにはてしない。
なぜなら答えがないし、誰も分からないからだ。
結果論で生きて、何かを食らって、いす取りゲーム。
その中で生きているだけでいいは傲慢かもしれない。
種族はいつも悩み苦しむ。
寿命、健康、学歴、仕事、人間関係、家族。
シンプルにいのち。
負のできごとを繰り返したくないから日常を観察する。
みんな幸せそうだ。
想像していたよりずっと。
意味づけしているのは自分だ。
何がどう幸せであってどうあるのかをマウントをとって傷つける幸せハラスメントを自分たちはしないように考えるしかない。
あまり長く時間をとって話しても仕方ないのかもしれない。
だからこの話題はここで終わりにしよう。
願いはしばられた幸せからときはなたれること。
正解はないから紙に浮かんだ言葉をきざんでいく。
地獄のような現実で思い描ける理想は限られているしもういらない。
不要なもののひとつが幸せだとしたら?
我々が生きる上でどうしても外せないことから抜け出すには?
謎を解明する下世話さも、美しない狂気をあがめることも全部今日からやめにした。
禁酒禁煙。
なら幸せも禁じよう。
個人差がある幸せはそのまま。
でも押し付けられたものは苦痛でしかない。
どうかしばらないよう、しばられぬよう。
満たされなかったらその時の感覚をメモにしておく。
危ないものにたよりたくないから。
こうして書き続けていると自分も迷っている。
答えがないから安心するが、もう正解をねらいにいかないと誓ったはずなのに。
どうしてそうなってしまったんだろう。
次に決めてもまた考えてしまう。
誰かのSNSに否定されて感情がひきづられる。
それは今必要?
だからここでとどめをさしておこう。
「幸せハラスメントに苦しむことに意味はない。 いつか考えが変わる時がくる。 もしかしたら今がそうかもしれない」
イースターエッグと言われるゲームに隠された言葉のように幸せをそっとうめよう。
相手の幸せではなく自他が循環する幸せ。
長い長い旅をどの種族も歩き始めている。
自分もその流れにのろう。
ある格闘家は今日も守るべき彼女のためにサンドバッグを殴っている。
書店店員は権威と戦い、洞窟調査を行う者は現実と自分の出来ることを冒険してズレをなおしている。
悲観することが前に進むことじゃないと言われることもあるが本当だろうか?
みな問い続けてほしい。
あがき疲れるかもしれないけど、一度考えてもいい内容だと私は経験したから。
嫉妬をし続けていたら悪夢ばかりだった。
でも相手を無理やり良い人間に変換してとりつくろっても苦しい。
人間関係はどうしてもハラスメントからは逃れられない。
これ以上言い続けてもただ生きづらくなるだけだからそおっとしている。
だからズレている目的を修正していく。
誰かもあなたも悪くない。
どうしてもズレていくこの幸せからちゃんと抜け出す必要が出てきたからだ。
きっと目にしたくない光景が広がっているのかもしれない。
昔は抜けた先は薔薇色だと思い込んでいた。
ここは現実。
現実を生きて、そして戦っていこう。
どこからがスタートか決められなかった過去はもうなくなった。
なやんで葛藤していいんだ。
解決を目指すのなら力や才能で押さなくていい。
今できることを今日もつみかさねていく。
彼の背中にはげまされたから描いている。
たまにへこむことはあるし、流されることもある。
その感情を持ち出さないようにしていきたいから。
サンドバッグは重くてふつうだったら揺らすことも難しいだろう。
軽々と彼は目の前のサンドバッグをなぐり、試合結果にいつも一喜一憂している。
そんな彼が素敵だから私も絵を描いている。
ずっとそばにいたい。
よりそうために今日からできることをやる。
ここからがスタートだ。
ゼロからじゃないのだから。
ううん。ゼロでもイチでもつくっていける。
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