Yui’s birthday

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「そのまんま、言ってみ?」 「え?」 「きぃはいつも頭ん中でごちゃごちゃ考え過ぎ。そのまんま、言えよ。 言ってくれたら後は俺が整理するから」 そのまんま。 「それって、事実と伝言をそのまま伝えればいいってこと?」 「事実?伝言?…ああまあ、とにかく言ってみて」 いや、でも、だけど。 「ホラきぃ、また考え始めた」 色っぽく笑われる。 笑い方が色っぽいのか、笑う人が色っぽいのか、この場合は両方だろうな。 「それはそれでかわいんだけど。でも、話聞かせて」 「うう、、唯くんっ」 可愛くない私に、いつもかわいいって嬉しい言葉をくれて、いつだって自信のない私を甘やかし、ちょっと自惚れさせてくれる。 彼氏ってきっとそういう存在なのかもしれない。だけど唯くんはもっと特別なんだろうな。 「ごめんね、話すね」 やっと私はbakuさんのことを報告した。
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