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はああああ!!!
「もうっ……唯くんは、私をそうさせたいだけなんだね?揶揄って遊んでるんだね?」
心の声を零し、ジト目で唯くんを思わず軽く睨んでみる。
「べつに?ちゃんとイチャつくつもりあるし」
逆にジト目で私を見つめ返し、また腕を回してきて、甘えたように頬を私の頭に擦り寄せてくる。
「ゆ、唯くんっ…」
「一カ月……ああもうあと3週間か。
その後さ、はいじゃあセックスしましょうって言っても、きぃ無理だろ?」
「っ、セ……!!!む、む、む、無理無理無理っ!!」
「逆に俺、シないの無理なんだよね」
「はううう、、!!」
なんか、凄いことをサラッと言ってる!
「だからさ、今のうち少しずつ慣らしておこうな?」
な、慣らす、って……?
「ちょっといろんなとこ、触ってもい?」
えええ!?
「ホラ俺、今日誕生日だし」
それ、狡い……!!
「可愛いきぃの、可愛い声がちょっとだけ聞きたいかなって」
な、なにそれ?
「途中、どうしてもイヤだったら言って」
途中って、?
言葉にならずずっと口をパクパクさせる私をふ、と笑い、「口閉じて」と指で私の上唇と下唇をくっ付け、そこに強めに口付けてきた。
潤いと熱を持った唇が、私のそれを愛しげに幾度も啄む。
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