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「あの、ヘンな意味じゃなくてね。
個性というか、カラーが色濃いっていう話でね」
ああ、どんなに言っても言い訳にしか聞こえない……
墓穴掘った。
唯くんが尊敬してる教授なのに。
私だって、好きだよ?尊敬、してるよ?
えーとえーと、とわたわたする私を、またクスクスと笑う。
「わかってるよ。そんな気違わなくても大丈夫だから」
そして、「もう、終わりにする。早くきぃに触りたいから、着替えて手洗ってくるな」
さらっとそんなことを言って部屋を出て行った。
はああああ…!!
へなへなとその場に座りこんでしまったのは、仕方がないと思う。
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