Yui’s birthday

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「お風呂先入らせてもらったから。 きぃも大丈夫そうなら入っておいで」 お風呂上がりの唯くんは淡いグレーのVネックTシャツとネイビーのハーフパンツというラフなスタイルに着替えていて。 喉仏とか、ふくらはぎとか足首とか。 洗いたてでドライヤーをかけた後の髪を無造作に掻き上げているところとか。 色気がヤバい、服着てるのに十分エロい。 「なんか、すげえ見られてんだけど」 笑って顔を逸らす唯くんにまたきゅんとする。 テーブルに突っ伏して眠ってしまっていたみたいで、気付くと食べ終わった食器なんかは全て片付けてあって。   「わあ、、ごめんね」 「いいよ、それよりほんと大丈夫? お風呂一緒に入って洗ってあげようか?」 「ややや!!そ、それは大丈夫!!!」 慌てて立ち上がって断った。 「そう言うと思ったけど。 まあ何かあったらボタン押して呼んで。 あるもの適当に使ってな」 ウォーターサーバーのお水をコップに入れて飲みながら、流し目で私を揶揄うような笑みを向ける。 一時目を奪われて惚けたところを   「きぃ、ほんと平気?やっぱ一緒に入る? アルコール意外と入ってたかな…」 本気で心配されてしまった。 「全然平気!!あの、じゃあ入ってくるね」 荷物を抱えてバスルームに駆け込んだ。
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