678人が本棚に入れています
本棚に追加
「お風呂先入らせてもらったから。
きぃも大丈夫そうなら入っておいで」
お風呂上がりの唯くんは淡いグレーのVネックTシャツとネイビーのハーフパンツというラフなスタイルに着替えていて。
喉仏とか、ふくらはぎとか足首とか。
洗いたてでドライヤーをかけた後の髪を無造作に掻き上げているところとか。
色気がヤバい、服着てるのに十分エロい。
「なんか、すげえ見られてんだけど」
笑って顔を逸らす唯くんにまたきゅんとする。
テーブルに突っ伏して眠ってしまっていたみたいで、気付くと食べ終わった食器なんかは全て片付けてあって。
「わあ、、ごめんね」
「いいよ、それよりほんと大丈夫?
お風呂一緒に入って洗ってあげようか?」
「ややや!!そ、それは大丈夫!!!」
慌てて立ち上がって断った。
「そう言うと思ったけど。
まあ何かあったらボタン押して呼んで。
あるもの適当に使ってな」
ウォーターサーバーのお水をコップに入れて飲みながら、流し目で私を揶揄うような笑みを向ける。
一時目を奪われて惚けたところを
「きぃ、ほんと平気?やっぱ一緒に入る?
アルコール意外と入ってたかな…」
本気で心配されてしまった。
「全然平気!!あの、じゃあ入ってくるね」
荷物を抱えてバスルームに駆け込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!