悪魔ゲーム機

3話

そのままカー同士体当たりしながらサーキット場を走ると、急カーブが現れた。

あ！曲がらないと！

藤田カーを操作するが、急カーブを曲がれず、そのままコーナーの壁に激しく激突してスピンしながらクラッシュした。

ゲーム画面には炎上した藤田カーが映ると共にゲームオーバーと表示された。

あーあ。負けちゃった。

他のゲームやろ。

悪魔ゲーム画面に戻り、今度は悪魔格闘というゲームを選択し、キャラクター選択画面に切り替わる。

藤田の写真を見るとバツ印と共に死亡と表示されていた。

じゃあ、冴木を選ぶか。

冴木の写真を選択し、悪魔格闘ゲーム画面に切り替わり、スタートボタンを押すと、冴木がくの一みたいな格好でリアルなグラフィックと共に表示された。

ステージ背景はどうやら不気味な山奥で、冴木の向かい側に巨漢のプロレスラー風の大男が立っていた。