3話

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千尋「じゃあ、自分の姿見てごらん」 僕がそう言うと、林が自分の姿をようやく気づいた。 林「え!?これが俺!?なんかゲームキャラみたいな姿になってるぞ!?」 千尋「結構リアルでしょ?君の姿は今、高性能グラフィックを使ったようなリアルなゲームキャラの姿になってるんだよ」 林「な、何がどうなってやがる…」 わけわからんそうな表情をしている林。 そんな林キャラに銃を持った髑髏マスクを付けたNPCキャラが現れ、銃を林に向けて撃ってきた。 林「うぎゃああ!」 撃たれた林のHPのゲージが減る。 林「いてえ!撃たれた!助けてくれ!」 千尋「大丈夫。とりあえず建物の中入ろ」 絶叫する林を操作して廃ビルの中に入らせる。 林「身体が勝手に動く!?」 千尋「僕が君を操作してるからね。君はプレイヤーである僕に操作されるキャラクターなんだよ」 画面に映る林にそう教えてやる。
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