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麗矢君が学校で消えたので、マスコミが嗅ぎ付いて来るかと思ったけど、叔父さんはメディアや政治家に地位の高い知り合いがいるので、その人達を使って一応麗矢君の件は封じたようだ。
でも、麗矢君の所属する芸能事務所が黙っておらず、学校に文句を言いにきた。
校長室ー
校長室には、校長と数人の教員と僕がソファに座っていて、向かいのソファに、芸能事務所の社長らが座っていて、その中に麗矢君のライバル関係と言われる京君もいた。
京君は、エリート高校に在籍しており、ホストっぽい見た目の金髪ロングの美形の高校生だった。
社長「いったいどういうことですかか?麗矢がこの学校で突然消えた?」
校長「は、はい。目撃した女子生徒達によると目の前で突然消えたと…」
マネージャー「突然消えたって…意味がわかりませんよ?」
校長「わ、私もなんだかわかりません。神隠しみたいというか、幽霊にでもさらわれたかのような…」
校長が冷や汗をたらしながらそう答える。
京「神隠し?幽霊?そんなのあるわけないでしょう?多分…誘拐されたんじゃないですかね?」
校長「誘拐…?」
社長「確かに。その可能性があるかもしれない。麗矢は黙ってどっかに去っていくような奴ではないし。校長先生、この学校に監視カメラとかは?」
校長「監視カメラですか?いや、あんまり設置してなくて…。入り口とか出口付近の辺りしか。でも誘拐なんてありえませんよ。あの日、麗矢君が消えた時は、昼休みの時間ですし、大勢の生徒達がいましたし、怪しい人物がいたなら、直ぐに発見されて報告されますよ。だいたい真昼間に堂々と人目に気付かれず誘拐できるわけないです」
そう焦りながら答える校長。
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