5話

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悪魔カメラで撮ろうと思ったけど今撮ったらまた麗矢君みたいに騒ぎになるからやめとこ。ここ学校だし。 京君は人気アイドルだから、写真ならどこでも手に入れる。 その写真を悪魔カメラで撮ればいい。 千尋「もういいかな?ちょっと次の授業の準備しないといけないから」 京「ええ。いいですよ。こっちもちょっとはストレス解消になったし。じゃあ、失礼しますよ?チビタ先生、あ、いや、チビ男先生でしたっけ?名前忘れました。あはは!」 そう笑って理科室から出て行った。 ふ、ふふふ…。後でどうなるか知らずに…。 京君…今日はおそらく君の命日になるよ。 麗矢君の元へ送ってあげるよ…。 不気味にニヤリと笑う。 この悪魔ゲーム機は、本物だ。これを使って気に入らない奴を悪魔カメラで撮る。撮られた奴は麗矢君みたいに突然消えて悪魔ゲーム機の中に取り込められ悪魔写真にキャラクターとして保存される。そして悪魔ゲームにキャラクターとして出現させ、プレイヤーである僕に操作される。 そのキャラクター化された奴が死んだら現実にも死んだということになる。もちろん死体なんて見つからない。死体もキャラ化したまま悪魔ゲーム機の中にあるんだから。 そういうことだよね?僕にこの悪魔ゲーム機をくれた山羊男さん。
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