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「何か、放っとけないんです。懐かれてるから?捨て犬を拾ったそんな気分で」
「へー、捨て犬か」
結城先輩と話しても答えは分からなかった。
捨て犬っていうの何か、むしろ飼われたくなくて逃げ出しそうな。
飼われているのはむしろ私か。
義母の言う事を聞いてそのレールに乗っかって生活する私のほうが余程…。
それに、名前とクラス以外彼のことを知らないから。
友達かって聞かれたら微妙なのは当然な気がする。
この後しばらく、私は蒼くんに振り回される事になる。
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