Prologue

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よく見ればピアスも空いていて学ランのボタンは閉められることなく中のワイシャツが見えている。 そして、頬には1発殴られた後のような物が見える。 入学初日からあんな風に素行が悪い人は初めて見た。 いまだ彼から目が逸らせなくて、目が合ったままだった。 彼は先生たちに抑えられてるけど。 動じることもビクリとすることもなくその男子高校生もこちらをじーっと見ている。 何この状況。 春、私と彼の初めてのおかしな出会いだった。
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