その2 いつも通りですよー!!

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―――… ――――――…… 「久しぶりだよねー。三年ぶり?元気してたぁ?」 「今更?」 「南はあんまり変わってないね。相変わらず、見た目も中身も可愛くないっていうか…」 「そっちこそ」 冷戦状態の二人の会話が繰り広げられる私の家。 奇しくも圭宅は南宅の隣で無事発見されたが、家に入ろうとした圭が「鍵もない!」と騒いだため、もう一度私の家に戻ることになった。 不機嫌な私とその態度にイラついた圭。 「あーー、腹減った…」 「…うるさいな」 「何か食べる物ない?作ったりしてないの?本当に女の家?」 「はぁ!?」 失礼なことを言うコイツに餓死しろと思ったが、味噌汁を作っていたのを思い出した。 「あー、……一応ある」 「え?」 「美味しくはなかったんだけど…」 そう言いながら、用意した朝食をテーブルに並べると「へぇ」と言う感嘆の声と共に無邪気な笑顔が見えた。 あ、この顔は好きかも…と思ったが、ナイナイと頭を振る。 一口食べた瞬間に無表情になる圭。 口はもぐもぐと動かしているが、無表情。 突然。 ――クッ…という音が喉から聞こえて…。 え、何?何の音!? 見ると、下を向いて肩を震わせている圭。 えぇ!?もしかして、喉に詰めたりした?? こういう時、どうしたらいい……の?………て、笑ってない??
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