24人が本棚に入れています
本棚に追加
中学の時、両親が亡くなってあいつらに引き取られてからかなりグレた。
だから楽しくもないあいつらなんかと、居心地がいいからって理由でつるんでた。
ただただ1人を感じたくなくて。
晴ちゃんは先程の俺の発言を聞いて少し笑ってた。
「…確かに、別に学校なんて居たくないですよね」
へー、意外。肯定するんだ、そこ。
でも、何でそんなふうに言うのにこの子生徒会長なんてやってんの?
不思議でしょうがない。
「晴ちゃん、学校好きじゃないの?」
「好きでも嫌いでもないです」
俺の目から目線を逸らして、そう答える。
何か生徒会長も訳ありそう。
最初のコメントを投稿しよう!