Episode1

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先に約束のバス停について、俺はそのバス停のベンチに座っていた。 からかわれてたらどうしよう。 そんなタイプには見えないけど、こういうの逃げそうっちゃ逃げそう。 まあ来なくても別に。 傷ついた時の対処とか知ってるし、そこまでダメージもない。 そう考えて5分後、少し遠くから自転車を押して歩いてくる女の子。 あの髪の長さに綺麗に着ているセーラー服。 どこからどう見ても晴ちゃん。 来てくれたんだ。 それだけのことがすごく嬉しかった。 近付いてくる彼女に「晴ちゃん、おはよ」と声を掛けると、 「蒼くん。」 と俺の名前を呼ぶ。
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