🐍秘書のお仕事(初日の朝)🐍

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美しいだなんて、社長から どんな話を聞いてるのやら… 社員達は社長の顔を知らないけど 社長には…あたし達の履歴書が届いてるから 相手にだけ、顔を知られてる感じで なんだか…納得いかないけど… まあ、社長には顔を出せない 理由があるんだろうなあ。 本当に、すっごい老人だったらどうしよう… そう言えば…なんで、何回も 蛇が好きかどうか訊いてきたんだろう… 社長の事務所で、蛇でも飼ってるのかな。 それから、数時間… いつの間にか、森の中を進む車 奥に、2階建ての家が見えてきた。 運転手 「まもなく、到着いたします。」 車はバックで、その家の前に停車して あたしは車から降りた。 あたし 雲乃 空音(くものそらね) 「ありがとうございます。」 運転手さんに、そう声をかけたあと あたしは、その玄関の ステンレス製のドアを ノックしたんだけど、反応がなくて ドアノブを、回してみたら ドアが開いて、そっと中に入る。 20a570a6-9d81-4390-9a88-ce8b8dc27e7b あたし 雲乃 空音(くものそらね) 「失礼いたします~」 目の前と、廊下の左手に ステンレス製のドアがあって 左手のドアには 『関係者以外は立ち入りを禁ず。』と 張り紙がされてる となると…目の前の事務所と ドアプレートが埋め込まれたドアの方っぽい。 あたしは、目の前のドアをノックすると 部屋の中から声がして、そっと入ってみると そこには、黒シャツの男性がいて振り向いてきた! b10739af-ad2f-4924-9219-9e1c5cc24424 黒シャツの青年 「よく来てくれたね。」 えっ…も、もしかして…この人が社長さん?! 想像より、だいぶ…いや、かなり…若い!
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