あの世界に旅たったあなたへ

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「もう大丈夫そう?」 「うん。ごめんね、」 「謝ることじゃないだろ。とりあえずもう布団に入ろ」 そのつもりだけど、今多分誰もいなくなると怖くてあの時の記憶が夢に出てきそう 「夏樹兄は?」 「え?」 「いや、帰るかなぁって思っただけ」 「ううん。今日は帰んないよ」 「朝は?」 「大丈夫。仕事も少し休みにしたから。」 「ありがと、」 「お礼言われるようなことじゃない。1人になりたくないだろ?」 「うん、。」 「寝れそう?昔みたいにトントンする?」 「ばか!しないわ!w」 「あ やっと笑った」 「え?笑えてた?私」 そんなはずない、、家族が消えて悲しいはずなのに、、 私だけが生きてて、しかも家族がいなくなったのに、笑ってるなんて、、 「今絶対私だけが笑ってるとかダメって思っただろ」 「え?なんで?」 「そんなの小さい時から見てたらわかる」 「でも、実際そうじゃん、」 「あのなぁ、、」 だって、もう辛いもん、、、 「きいてる?莉々奈?」 「え?なんて?」 「俺、、、」
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