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「ごめんね。俺、付き合ってる人が居るんだ」
「えっ!?…わ、分かり…っつ!!」
あっ、泣いちゃったにゃ。そして走り去ってっちゃったにゃ。
「お付き合いされてる方いらっしゃったんですねぇ」
むしろあのルックスで居ない方が不思議にゃ。
「……はぁ」
にゃ?溜め息ついてるにゃ。
「あーあー、イケメンって本当大変!」
「え''!?」
にゃ''!?
にゃ、にゃんかさっきまでと雰囲気が違うような……。
「毎日告られて追いかけられて、彼女居るとか嘘までつかなきゃ今の子みたいにずっと付き纏われて家まで調べられるしストーカーで訴えるぞっての。まぁ俺は優しいから?大目に見てあげるけどぉ。…しっかし、誕生日だからって色々貰ったけどどれも使えないもんばっかだなぁ、ブレスレットとか指輪とか気持ち悪っ、つうか重っ!クッキーとか材料何入ってるか分かんないもんなんて食べるわけないじゃん!チャッピー(※ゴールデンレトリバー)だって要らないってきっと手で払うよ。あー、女の子って本っ当うざぁい!!」
「「………!!?」」
※現在、にゃん太と季優は目を丸くしたまま固まって動けなくなっていますので少々お待ち下さい。
きっと今僕と季優は同じ事を思ってるに違いないにゃ。“誰だあの最低クソ男は!?”って。
「まっ、物とかはマルカリ(※フリマアプリの事)で売るから良っか。食べ物は…お爺ちゃんに食べさせようっと!るんる〜ん♪」
お前皆の前では猫かぶってたのかにゃ!?天使って何だったんだにゃ!?
「あの人何アホな事仰ってんです!?お祖父様の身体に何か起こったら大変でしょうが!!」
本当だにゃ!!
そんな事小声で言ってる間に日下部は鼻歌を歌いながらどっかに行ってしまったにゃ。
「あんな方だったとは思いませんでした!なんて腹立たしい!!」
クソにゃ!クソ!クソ男にゃ!!うんこより下にゃ!皆の身体の中の不純物を皆の健康のために腸の動きと一緒に定期的に一つにまとまって外に出て来るうんこの方がまだ立派にゃ。
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