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何かにゃいかなぁ?
平和が1番。それを散々理解してるはずにゃのに何にも起こらないと最近ちょっとつまらなさを感じ始めるようになっちゃったにゃ。これもそれも人間達と一緒に居過ぎたせいかもしれないにゃ…。
※季優とは応援部の部長でにゃん太がこの学校に通う生徒達の中で一番信頼してる二年生の男子生徒の事である。
「ふにゃあ」
「ため息?あはっ、猫もため息吐くんだね」
誰?
「お腹減るとため息吐きたくなるよね」
振り返ると天使がいたにゃ……て、天使っ!?
知らぬ間に僕の背後に立っていたキラキラ輝く天使をよく見るとその人物は天使ではなくちょっとイケメンな人間だったにゃ。
「にゃ、にゃ〜…」
一瞬マジで天使かと思ってビビっちゃったにゃ。驚かすな人間!
彼はしゃがむと「可愛いねぇ」と笑って僕の顎を指先でこちょこちょしてきたにゃ。
「にゃあ〜お〜ん!」
にゃははっ!くすぐったいからやめてくれにゃ!
「君の事知ってるよ。応援部の飼い猫だろ?」
誰が飼い猫にゃ!?僕は孤高の野良猫だにゃ!
キーンコーンカーンコーン♪ ドヤってたら予鈴が鳴ったにゃ。
「あっ、制服着替えなきゃならないからもう行くね」
「にゃ!」
転ばないように気をつけて行くんだぞ!…あいつ何て言う名前の奴だったんだろう?
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