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「刃桜洸太、ですか。君は、僕のストーカーですね?まぁ、悪くはありませんがね。さて、中を見てみるとしましょう」
紙袋の中には、白い正方形の箱が一つ、入っていた。その上に、メッセージカードが乗っかっていたのだ。
紙袋から、白い箱を出し、箱を開けてみると…。
モンブラン、チーズケーキ、シュークリーム、ショートケーキの4つが入っていた。
全て、僕の好きな物だが、一番好きなのは、モンブランだ。
今日が自分の誕生日だと、すっかり忘れていた。それに、仮に覚えていたとしても、祝ってくれる人など、誰も……。そう思っていたのに。
「…ふっ。まさか、祝ってくれるなんてね。ありがとうございます、刃桜君」
「洸太でいいよ。てか、好きなら当然っしょ!」
そう言って、ニッと笑う洸太君は、まるで太陽のようで、そして、天使のように、僕の心を満たしてくれる。そんな気がした。
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