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『顔を上げて胸を張れ。奏空‼︎お前は誰よりも美しい』
……何、言ってんの?この鳥。
一瞬の沈黙の後、ジンジャエルが静かに話し始める。
『我輩が少子化対策の任務に就いてから、かれこれ7年になる』
「…」
『それからずっと探して探して…やっと我輩の姿が見える人間に出会えた。それがお前だ、奏空』
「え…」
『我輩の姿は、悪しき心の者には見えぬようにしていたのだ。相棒に相応しい人間と出会う為に』
「…じゃあ、優しい相棒を探す為にわざと網に引っかかって?」
『…』
「…あ、違うんだ?」
引っかかってたのはただのドジか…目ぇ瞑ってやんの。ウケる。
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