1人が本棚に入れています
本棚に追加
抱きしめられた瞬間、
なぎくんからは、紅茶の香りを感じて。
まさに、〝大人〟の香り。
ずっと、〝幼なじみ〟だけど。
なぎくんに抱きしめられたのなんて初めてで。
心臓が、ドキドキって音を立ててるのが分かる。
そのドキドキのまま。
「......っ、なぎ、くん、」
今までで、1番緊張しながら名前を呼ぶと。
「奈々が、俺のこと好きなのずっと知ってた」
私が、〝大人〟になるまで、
隠そうと思ってた気持ちをサラッと口にされた。
最初のコメントを投稿しよう!