俺の隣で、ホッとして、

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抱きしめられた瞬間、 なぎくんからは、紅茶の香りを感じて。 まさに、〝大人〟の香り。 ずっと、〝幼なじみ〟だけど。 なぎくんに抱きしめられたのなんて初めてで。 心臓が、ドキドキって音を立ててるのが分かる。 そのドキドキのまま。 「......っ、なぎ、くん、」 今までで、1番緊張しながら名前を呼ぶと。 「奈々が、俺のこと好きなのずっと知ってた」 私が、〝大人〟になるまで、 隠そうと思ってた気持ちをサラッと口にされた。
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