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それなのに........................
「のーなーめーチャーン。
そろそろ、挨拶してくんないと俺さみしー」
わざとらしく私の名前を、
〝チャン付け〟して呼ぶ立原くん。
それでも、無視を貫こうとしたのに。
「............ひゃあっ!立原くんっ!」
私の脇腹をくすぐってきた立原くん。
「ふっ。『立原くん』って、呼んでくれた」
そう言って、ニコッと笑う立原くん。
「.........ぅ、そ、それは不可抗力でっ!」
慌てて否定するも...............
「それでも、名前呼んでくれたのは事実じゃん」
そう言って、悪魔的笑顔を浮かべる立原くん。
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