【05.】ナスとさつまいもの恋

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私の前にある、立原くんの背中は大きくて。 その背中に再び、 ──────ドキンと鳴る心臓の音。 どうしてそんなことが、 私に、起こってるのかは分からないけど。 明らかに私は、〝変〟な気がした。 そんな私の目の前で........................ 「〜っ、ひーくんは、私に近づいたらいいの!」 そう言葉を発する笹本さん。 〝近づいたらいい〟なんて。 意味は分からないけど、 すっ、凄い言葉な気がした。
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