暗がりで、ふたり

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暗がりで、ふたり

もう、夜も更けてきて時刻は21時過ぎ。 「ふぅ、ひと段落だぁ、」 私、園田吉乃(そのだよしの)が、 ため息を溢しながら、 やっとのことで、終えた生徒会の作業。 これでもやっと半分............だ。 そう思ったところで.................. 「よーしのっ♪」 ノックもなしに、 --------------バン!と、勢いよく扉が開く音。 と、共に現れた1人の男の子。 はぁ............もう............ 「遊佐、あんた、ノックぐらいしなさいよ」 呆れつつも冷静に言うと。 「僕、吉乃こと迎えに来たのにひどくない?」 全然反省している様子のない言葉が返ってきた。
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