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〝執事〟と〝お嬢様〟なんて。
そんな、誰よりも遠い関係は、もう、嫌だよ.........
執事の仕事として、
彼が飲み物をテーブルに置いた瞬間。
「...............貢郡っ、」
想いが爆発したかのように、
名前を呼びながら彼の腕を掴んだ。
何年かぶりに、
発した、『貢郡』という名前。
言葉にしただけで、
ドキドキと心臓が高鳴ってるのが分かるっ。
「............お嬢、さま?」
困惑したような声を出しながら、
私の方へと貢郡の視線がやって来て。
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