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「......誤解?呼ばれるの、いやなんじゃ......っ、」
〝いやなんじゃないの?〟
そう聞こうとしたけど、
遮るように、唇に人差し指を合わせてくる翔くん。
うっ、こっ、これは近すぎるっ‼︎
心臓が、ドキッと音を立てるのが分かる。
「俺が不機嫌になるのはさ、
りらが、笑えば笑うほど、なんだけど?」
翔くんは、そう言うと、
くるっと回って、私に背中を向けてきた。
私は、その背中にギュッと抱きつくようにして。
「...............それは、ど、して?」
確かめるように、
期待半分、不安半分で問いかけてみる。
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