ベルリンの天使

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 私もその一人だ。そして、つい数時間前もその仕事を終えてきたところだ。 「先生、巻き込んですまんかったなあ」  ダミエルさんが苦痛に表情を歪めた。少女が彼の手を取る。そして私の手も。 「いや、良いんです。私も疲れていましたから」  こうなる運命だったのだ。私は毒の存在に気付いても、私は燃える太陽の分身を身体の中に入れ続けた。  もう世界一美しい図書館で聖書を手に取ることもない。
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