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真っ赤な顔をして、口をパクパクする様子がとても可愛いと思ったアリッサは、再びキスしい衝動に駆られる。この身体を余すことなく口付けて抱き潰してしまいたい甘い衝動だ。
──まさか、この僕にこんな性があったなんてね⋯⋯。
アリッサはそのままゴロンと寝転んだ。リアは戸惑ったままアリッサを見つめる。そんな彼女に、自分の側のあるスペースをポンポンと叩いた。おずおずとそれに従うリアは、アリッサに再び抱き締められて布団に包まると、急に強い眠気に襲われた。
先程まで大人びた少女の初心な姿を思い返すと──アリッサ自身も不思議に思うが、愛しさが増していくのが自分でもわかった。
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