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羽音(はね)
ひらひらまう、羽の音がバサバサとなる、都会のカラスの喧騒はあんなに、不快なのに、この羽は、妙にここちよかった。
笑という名の女の子がいた。
その子に恋をした。
恋をしたのは初めてではなかった。手を繋いでデートをして、キスをする。
何だか普通のことだが、何時もよりドキドキした。
笑は微笑むそれはまるで天使だった。
天使が微笑んでいた。
僕は幸せだった
幸せだった
そのトラックが突っ込むまでは、そのトラックが居眠りをしていなければ、
ッパンと宙に舞う体、意識は痛い記憶を皮切りにブラックアウトする。
ひらひらまう、羽の音がバサバサとなる、都会のカラスの喧騒はあんなに、不快なのに、この羽は、妙にここちよかった。
エルだった。
エルは泣き崩れながら、君は死ぬべきじゃなかったといった、僕は、死ぬ前に会えたのが君なのが、こんな最悪な人選を最高と詠える理由だね
とだけ言い、天国へと旅立った
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