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白い天使の羽ぼうきで撫でると
カワイイ系に、
黒い天使の羽ぼうきで撫でると
イケメン系に、
とても簡単に変身できちゃいます。
「これってアレよね」
「いや知世の考えている通りでは無いと思うよ」
「絶対に魔法の羽ぼうきよ!」
知世がワクワクした顔をしている。
「だからそれは無いだろ。多分注文の品が出てくるまでの暇つぶしの道具だと思うよ」
「私は違うと思うわ。これって白い天使の羽ぼうきで撫でたら一重でイケメン女子の美佐子でもオメメパッチリ二重に大変身できるアイテムなのだと思うの」
「そんな非現実的な……」
「ねえ、試しに白い天使の羽ぼうきで撫でてみたいのだけど、──ねっ」
やばい、知世にロックオンされた。この間を置いた、ね、が出たらやばいのだ。
「嫌に決まっている」
「お・ね・が・い(❛ᴗ˂ )⌒♡」
「可愛く言っても嫌なものは嫌だ! 自分の顔を自分で撫でればいいだろ」
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