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その足音が誰のものなのか、正体を確かめたいと思っているのに美織は歩く足を止めることが出来ない。
私、何で歩き続けてるんだろ?分からない。分からないけどこの歩みを止めちゃいけないような気がする・・・。
そんな思いに駆られ、真っ暗な道をなおも歩き続ける。ふと何かの気配を感じ横を見た。よく見るとそこには何かの線が見える。線の先をたどっていくとそれは美織の周りをぐるりと囲っている。
境界線だ!
美織はその線が何を意味するのか即座に理解した。
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