鍵はその手に

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鍵はその手に

 読み終わると、いつのまにか手には鍵があった。  噂は本当だったんだ。  鍵の重さがを手に感じながら思った。鍵は冷たくもあり、温かくも感じる不思議なものだった。  そして、本の表紙の扉には鍵穴ができていた。  この鍵を使えば願いが叶う。  私が願ったこと。それは……。
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