2 カフェ*ローズ

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「結構遅いんだね? 高校生なら普通か、家帰ってから連絡するよ、……じゃあ、これからバイトだからまたね」 「はい、お邪魔しました」  ぺこりと頭を下げて、わたしは、なんとか昨日の事を謝れたことにホッとする。 「……そうだ、ここのお茶美味しいんだよ、飲んでく? オゴるよ?」  えぇっ!? 謝りに来たのに、オゴられるだなんて、とんでもない。 「きっ、今日は帰ります!」 「ふふ……、残念、じゃあ、夜ね」 「はい……」  卯月さんは、カフェローズのドアまで見送ってくれた。  家までの帰り道。わたしは、もらったカードの番号を見ながら、はやまったかなぁ、と思いはじめる。  年上の、あんなにキレイな女の人とデートだなんて、どうすればいいんだろう?
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