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親に内緒で、アルバイトしちゃおうかなぁ。
「あかりちゃん?」
「ひゃあぁっ!!」
真横から、いきなり卯月さんの声がしたから、また驚いて声を出してしまった。あわてて口を塞いだら、今度は、持っていたマグカップを落としそうになって、ワタワタした。
「卯月さん〜」
半泣きでマグカップを抱えて、卯月さんを見上げる。落とすかと思って、怖くてドキドキした。
「ごめん、あかりちゃん真横からも、ダメみたいだね……」
「……すみません」
う〜っ、恥ずかしいよぉ……。
「……あっ、卯月さん、欲しいモノは見つかりました?」
「ん〜、迷ってるんだけど、あかりちゃんならどっちが好きかなぁって、見てもらいたくて」
えっ?
「わっ、……わたしで、いいんですか?」
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