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駆けつけられなかった同窓会 side 冨田颯人
ダメ元で天才結城に“リアルドラえも⚪︎を完成させて欲しい。同窓会に連れて行き、涼子にプロポーズしたい”とLINEする。
高校卒業記念にじっちゃんに頼んで実物大のドラえ⚪︎んロボットを製作するも、ドラ⚪︎もんみたいな意思疎通ができるロボットにならず開発を断念。
プログラムに改良の余地があり大学卒業後に完成させようと天才結城と秀才藤島と約束をした。
俺のマンションの和室部屋の押し入れにリアルドラえも⚪︎は封印されている。
GoogloでAIプログラムの開発をしながらスタンフォード大学院に通ってる天才結城は俺なんかより多忙だと思う。
「結城、頼むドラえ⚪︎んを完成させてくれ」
大学時代、学費を稼ぐ目的兼ねてGoogloとintolでバイトしていて1度も帰国しなかった天才結城。
“了解。Programを書き換えるだけだから28日に帰国する。同窓会30日だよな?任せろ”
既録も滅多につかない天才結城のLINE。
12月25日の深夜2時にまさかの返信にクリスマスプレゼントな気がした。
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