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天才秀才凡人御曹司勢揃い
仕事納めのアフターファイブ
オフィス近くの創作居酒屋を貸切、同期と集まり忘年会が行われた。
「水原、30日の同窓会、出席するか?」
「うん」
社内一モテ男、秀才藤島がビールが入ったグラスを持って私の隣に腰を降ろした。
「藤島くんとは小中高の同級生なだけだから。誤解しないでね」
同期の女性社員全員が秀才藤島に好意を抱いてる。
付き合ってる誤解されたら会社に居づらくなってしまう。
小中高時代は同性による僻み嫉みが気になる事はなかった。
生徒の半数が小学校からの付き合いでお互いを理解し合ってたからかもしれない。
大学に進学してからは、大学内でもモデルの仲間内でも色々あった。
嫌がらせや陰口を言われた証拠は必ず残す。
私物を置いてるとこには小型カメラを仕掛け、自己防衛のためにポケットの中に盗聴器を入れて置く。
度がすぎた事に対しては弁護士を立てて警察沙汰にした。
階段から突き落とされかけた事があり、常に外出時は周りを警戒してる。
女性の嫉妬ほど悍ましいものはない。
「水原と俺が付き合うとか絶対にあり得ないから。それだけは言える」
親友のトミタ御曹司、凡人颯人の婚約者を口説くはずはない。
それに、仕事が恋人なとこがあるから男女交際をするとは思えない。
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