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考え事をしていたら、また頭が……おかしい。
(あれ?私、誰のことが好きだったのだっけ?)
大天使の声に、私は我に返った。
大天使「見た目は重要です。あなたは、その格好で行きますか?」
私は、変わった制服のままだった。
「見た目って……どうしたらいいのか分からないよ……」と私は答えた。
大天使「では、よろしいですね?」
「あ、はい。」
私は、恋愛初心者だった。
デートとかしたことなかった。
そして、再び何か1つ忘れた気がした。
でも、好きな人がいて、上手くいかなかったということだけは思いだせた。
大天使「やることは簡単です。恋仲を作ってきてください」
「承知しました」と私は大天使の命令に従った。
白い大きな翼で、青い空を飛び立つ。
私は、死んだ魚のような目をしていた。
あれ?私の名前は?誰を好いていたの?
思いだそうとすると、頭がおかしくなる。
なんで、大天使の言うことなんか聞かないといけないのだろうか?
考えるほど、心が空っぽになっていった。
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