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考え事をしていたら、また頭が……おかしい。
(あれ?私、誰のことが好きだったのだっけ?)
そして、再び何か1つ忘れた気がした。
でも、好きな人がいて、上手くいかなかったということだけは思いだせた。
「やることは簡単です。恋仲を作ってきてください」
「承知しました」と私は大天使の命令に従う。
私は、死んだ魚のような目をしていた。
あれ?私の名前は?誰を好いていたの?
誰に会いたかったの?
思いだそうとすると、頭が余計におかしくなる。
なんで、大天使の言うことなんか聞かないといけないのだろうか?
考えるほど、心が空っぽになっていった。
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