12人が本棚に入れています
本棚に追加
私の通っていた学校は、3クラスある。
私はB組だった。
仲良くしていた人はみんな違うクラスで、私抜きで楽しくしていた。
私は、1人で過ごすことが多くなる。
もちろん、自分は必要ではない。悲しく寂しかった。
男性天使が急に話しかけてきた。
「俺は、天使の間では“Gumi”と呼ばれている。本当の名前は忘れたけどな」
私は、いい名前だと思った。
「Gumiさんね」と私は忘れないように反復していう。
「Gumiでいいよ。さんを付けなくていい。」
Gumiはそう言う。
(天使の間で、私はなんて言われているのだろうか?)
それと、亡くなるまでの記憶は思いだせなくなっていくけど……
天使の姿での記憶は残るのではないか?
過去の記憶は忘れつつある。
大天使に会ったことやGumiに出会えたこと
これだけは、はっきり覚えている。
最初のコメントを投稿しよう!