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実際にしてみないと分からないなと思った。
まずは、下駄箱へ向かう。
(私、ここで何があったのだったけ?)
「ここに来ると、なんかイヤな気持ちになる……」と私は言った。
「さっき考え込んでいたろ。思いだせなくなったんだよ。」
そうだ。私、ここに来たと同時に考え込んだ。
Gumiは悲しそうな表情をして、私にこう言った。
「俺も同じだ、記憶を思いだせないでいる。だからこそ自分を大切にしろ」
「Gumiは、なんで天使になったのか思いだせる?」
「分からないな」とGumiは首を振って答える。
私は、誰かに会いたかったような……そんな気がする。
でも、思いだせない。
今は、心にぽっかり穴が空いた感じがする。
それは、とてもつらくて悲しかった。
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