あふれる光

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サラサラの黒髪は、どこへいったのだろうか? 私は、金髪のポニーテールとなっていた。 通っている学校の制服じゃなくて、少し変わった学生服を着ている。 おまけに、背中に白い翼もある。 「翼が……あれ?浮いている?」 私は、背中を見る動作をする。 翼は背中から生えていると、勝手なイメージがあった。 鏡の前で、首を傾げる仕草をする。 (なんだ、結構可愛いじゃん) 頭上から一枚の手紙が降ってきた。 「うわぁ!なになに!」 足元に落ちた一枚の手紙を拾う。 手紙は、セロハンテープで止められており、祖母の匂いが微かにした。 (これは!お婆ちゃんからの手紙だ!!きっとそうだ!!) セロハンテープで止めているところが、祖母らしい。
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