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「ぼ、僕だ」
「ほう。。。ん?ぼ、く?お前自身、というわけ、か?」
一瞬、自分の耳を疑った
いや、疑って何になる?私に自分を疑う理由などあるものか
だが、青年の言葉に理解が追い付かなかったのは事実だ
人間は憎しみや、悲しみ、不安、恨みを誰かにぶつけ、誰かを犠牲にしていく
そんな生き物ではなかったのか?
自らを地獄に、とは
「ぼ、僕は地獄に行くんだ」
「なんのために?」
脇腹を止血しながら私は青年の言葉に興味を持った
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