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楽しい時間はあっという間に
終わりを告げる。
私は、名残惜しい気持ちがありつつも
「又のご来館をお待ちしております」
と笑顔で男性に視線を向け挨拶をした。
すると小澤裕之と名乗る男性は
少しはにかみながら私を食事に誘って来た。
「えっ⁉︎」
「怪しい者ではない!」彼はそう言ったが
やってる事はナンパよね?...笑
第一印象で、信頼出来る方だなぁと
ぼんやりとしたイメージを持っていた私
不思議と嫌な感情は起きなかった。
寧ろ、嬉しいと...
会ったばかりの人なのに
彼は私の人生に関わる人なのかもしれない...
彼の何かが、他の人とは違うように思えた。
私は、自分の目を信じて
道案内という言葉を
名目に食事の誘いを受ける。
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