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カレンはふっと笑い、「そうね、まあ君次第かな。この本が示す道を選び続けるかどうかは君に委ねられているけど、もう戻れないかもしれないよ?」と、意味深に言った。
男はその言葉に、何かが胸の中で大きく揺れ動くのを感じた。
もしかして、この本を手にしたこと自体が、ただの偶然ではなく、本当に“運命”だったのかもしれない。
だけど、この先の道を進む覚悟が僕にあるのかどうか -。
「さあ、どうする?」
カレンが男に微笑みながら問いかける。
男は深呼吸して、泥だらけの自転車にまたがった。
「…わかったよ。もうここまで来たんだ、行くしかないだろう。」
カレンは満足げにうなずき、再びミニベロに乗り込んだ。
「それじゃあ、次の地図を開けてみようか。どんな冒険が待ってるか楽しみだね!」
男とカレンは本を手に取り、ページを開く。
そこには新たな地図が浮かび上がり、再び輝き出していた。
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